書籍『環境と資源から見るフッ素技術〜固定化』百田邦堯(ももた くにたか)著

 株式会社 情報機構発行 定価 39、900円


氏はフッ素洗口問題や反フッ素運動に全く関係ないと思われます。著者紹介によるとフッ素化合物の専門会社に技術者や役員として在職し、後に山口大学や京都大学の客員教授を歴任され2009年に幅広い技術の経験と知識を生かし、フリーの技術コンサルタントとして活動中とあります。
 かなり高額な専門的な書籍になりますがフッ素化学の基礎研究から開発、設備化を手がけてきたこの書に、フッ素洗口推進者からは絶対に聞くことのできない著述がありましたので紹介します。

 10ページ(引用は原文どおり)
『2.1.2摂取されたフッ素の吸収
 ・・・略・・・ 空腹時や胃内のpH低いと吸収率は高くなる。』

『2.2 フッ素による急性中毒
 ・・略・・・体内に吸収されたフッ素は血液中のカルシウムと結合することで低カルシウム血症を引き起こす。また、細胞内に取り込まれ細胞内代謝障害を引き起こす。』

11ページ
『2.3フッ素による慢性中毒
 ・・・略・・・慢性中毒として有名なものに斑状歯や骨硬化症などがあり、甲状腺や肝臓などに障害を生じる可能性も指摘されている。・・・』

 このように歯科や医科に関係のない技術系の専門家も指摘しているのです。